#author("2023-01-15T21:25:52+09:00","default:post","post") *里々をSAORIとして使う方法 [#d5eed867] 里々は[[SAORI]]としても使用することができます。~ **使用方法 [#y429ae52] …といっても使うのに特別必要なものはなく、そのままSAORIとして呼び出すだけです。~ YAYAであればFUNCTIONEX関数を、華和梨であればsaoriregist/callsaoriのKISといった具合に使用しているSHIORIのマニュアルに従って登録して下さい。~ あとは''引数(Argument0)で*トークまたは@単語群を指定''します。 -satori.dllと必要に応じてreplace.txtやsatori_conf.txtなどを用意 -dic_なんとか.txt *雑談 :(0)筋トレするための 筋トレするための 筋トレするための 筋肉が無い *雑談 (11)ウワーッ国家権力!w9 以上の例でArgument0に「雑談」を指定して呼び出すと、上記の二つの候補から片方が選ばれ、里々のルールに則って整形されたスクリプトが返ります。 **特徴と性質 [#k6efb202] -''里々形式で辞書を書ける''、最大の強み。~ replace.txtによるウェイト操作からサーフェス加算値まできっちり使えるので、里々ゴーストとして作った単体のトークはまるごと流用もできます。~ 重複回避など、他のSHIORIでは自前で組まざるを得ないものまでもちろん利用可能。~ さくらスクリプトが羅列されるソースは良し悪しで、改行や自動ウェイト、サーフェス指定の面から直感的にトークの修正をしやすい里々の形式はそれだけでメリットになり得ます。 #br -里々をSAORIとして呼び出した場合でも''SHIORIの時と同じ挙動をする''ので、satori_conf.txtやdicから始まるファイルなどを読み込み、satori_savedata.txtを生成します。~ もちろん既にsatori_savedata.txtがあるのなら自動で読み込んでくれます。~ セーブデータの「起動回数」も加算されていきますし、辞書内で変数をあれこれ弄れば記録されます。 #br -YAYA as SAORIなど、里々メインで他のSHIORIをSAORIとして機能を借りる方法と比べた場合、里々のSAORI化はそちらのSHIORIの方が処理を書きやすいという人向けになります。~ もちろん両方のSHIORIに精通していなければならないのでハードルは高くなるものの、こちらは''里々の「トークの書きやすさ」を借りる''と言い換えることができます。 **注意点 [#q46a07b9] -注意点もいくつかあります。~ 当たり前ですが''制御はSHIORIの役割''であり、SAORIで呼び出された里々がやるのは、あくまで指示されたトークの内容を(さくらスクリプトに整形し)返すことだけ。~ ベースウェアからのイベントを受けるわけではないので、例えばOnSecondChangeなどを里々の側「だけ」書いてあっても意味がありません。~ つつかれなどの独自イベントやランダムトークなど、呼び出すタイミングは大元のSHIORIでコントロールしなければならないということです。~ もちろん[[情報取得変数]]で取得できなくなる情報もありますし、システム情報も普段とは変わります。 #br -上記に関連しますが、[[里々の内部処理]]に代表される''スクリプトが自動的に加工されるもの''は使用するべきではありません。というかそのままではまず使えません。~ 具体的には「選択肢」で、\qタグにバイト値が挿入されてしまうので、受け取るSHIORI側を想定した作りにしないと選択肢先に正しく飛べないわけです。